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ネットワークウォークマンの活用法  ネットワークウォークマンの活用法

パーソナルオーディオといえば、今まさにMDの牙城が崩れて、シリコンオーディオやHDDオーディオへと需要がシフトしている。キーワードはMP3だ。


だが、iPodが今のMP3を主流に決定づける前には各メーカーそれぞれの方針によって様々なフォーマットが利用され、市場にばらまかれていた。

その中の一つ。ATRAC3。

筆者はこの再生機としてSonyのNW-MS9、KENWOODのSJ-MS9、ドコモのSO505iSを所有している。

NW-MS9を購入したのは2001年夏。今からもう4年も前のこと。シリコンオーディオの存在は当時の人々はほとんど知らなかっただろう。友人たちはこの小さいシリコンオーディオプレーヤを見て驚いていた。容量は64MB。価格は4万円。

メモリースティックに記録できることから、将来のメモリ容量の増加を期待して買ったのだったが、現行のメモリースティック規格は128MBが上限という信じられない事実。結局、メモリースティックPROとの互換性はなく、自分の所有しているプレーヤでは、多くの曲を持ち歩くためにはメモリースティックを何枚も持ち歩かなければならない。

だが、買った当時は2万円だった128MBのメモリースティックも今では3000円。不便であることは変わりないが、何枚も気軽に買える時代にはなった。

音質も105kbpsにすればまずまず聞けるレベルで、128MBで160分記録できる。ビットレートのでかいMP3ファイルを転送するよりも、少ない容量のメモリではATRAC3は意外と経済的だ。今のプレーヤが壊れていないのだから、新たに2万円のプレーヤ買うよりはメモリを買い足して今のを使いたい。

問題は、音楽の転送である。

4年前から、メモリに書き出すのが簡単だったら…といつも思っていた。

ネットワークウォークマンに音楽を転送する際、最近のMP3対応機ならMP3をダイレクトに転送するツールが付属されていたりして便利だったりするが、それ以外の機種の多くはSonicStageやOpenMG JukeBoxを利用してライブラリを構成した上にデータを変換して転送する必要がある。

ライブラリを作る際、まさか権限のうるさいATRAC3ですべてを保存する気にはなれない。バックアップも大変だ。なので仕方なくMP3などで別にライブラリを作り、転送時にATRAC3へと変換する手間がある。変換されるとMP3とは別にATRAC3のファイルが生まれる。容量は2倍になるわけではないが、数が増えるとそれなりにHDD容量を多く食う。

筆者の場合、MP3はMP3コンポで聞くためにCD-Rに保存する。最終保存媒体もCD-Rだ。なので、古い楽曲はさっさとHDDから削除してすべてCD-Rに保存している。

SonicStageやOpenMG JukeBoxの欠点は、CD-Rなど、リムーバブルメディアに保存されているファイルの登録が非常に不便な点である。

ファイルを読んだ時点でライブラリに登録され、アラートでHDDにコピーしろと怒られるし、コピーしないで登録した後CDをドライブから抜くと、ライブラリの登録情報がエラー連発でめちゃくちゃになる。

だからといってHDDにMP3ファイルをコピーし、OMGファイルに変換した後に、複数の楽曲に対してMP3ファイルだけ一気にけす、といった作業ができない。単発単発ではできるが、ぽちぽちボタンを押しまくるのは大変だ。

一気にやるためにはOMGファイルもMP3ファイルも一度はライブラリから削除しないとならないのだ。この点はSonicStage 3.0では改善されているようだが、SonicStage 2.3以上ではKENWOODのSJ-MS9でデータ転送が不安定になるので自分は2.0を利用している。

また、ソニーのソフトは基本的にANSIコードで動いているらしく、韓国語ファイルは読んでくれない。K-POPを愛する自分にはいちいちファイル名を1バイト文字に落とす作業がとてつもなく面倒くさい。

ドラッグアンドドロップ一つで一気にATRAC3に転送でき、しかもUnicode対応のソフトはないものか、と思案していたところ、あった。

それがRealPlayerだ。

このソフトもライブラリを構築する形をとるプレーヤだが、CD上のファイルを登録してもSonicStageほどの問題が起きない。しかも、ATRAC3のファイルを転送後すぐさま削除する設定にもできる。転送画面に直接MP3をドラッグアンドドロップできる。ビットレートも指定できて、変換時間も本家よりも短い印象を感じる。ハングルの混じったファイルもリネームなしで転送可能なのも強い。まぁ、IDタグは化けるけど…。

RealPlayerでATRAC3を扱うためにはOpenMG Secureモジュールや最低限のドライバが入っている必要があるが、これはSonicStageなどが入っていれば問題ない。また、入っていなくてもシリアル番号など、ソニー製品を所有していることを証明するための画面にとばされるようなので、一通り手続きをすれば問題なく設置可能だ。

ジャストシステムのBeatJamも気になるソフトだが、自分のPCに入っていた古いバージョンではANSIコードで動いているようなのでハングルはだめだ。

まぁとりあえず、SonicStageよりも快適に、しかも無料で転送できる環境ができました。

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