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USB Bootable Ubuntu布教活動中  USB Bootable Ubuntu布教活動中

最近カフェなどで、いつもお世話になっている方々にUSBの外付けHDDで起動しているUbuntuを見せると、とても興味を持ってもらえます。社会人の方が出先のパソコンを使う場合、やっぱりOS環境そのものを借りて使うことに幾分かの抵抗を感じているのかもしれません。

皆さんが口をそろえて聞いてくることは「それ、どこでも動くの?」「ハードディスクはいくら?」「簡単?」「なにができるの?」といったあたり。それらの質問に対していつも同じように質問に答えているのですが、答えを聞いた瞬間、皆さん目を丸くして「自分もほしい!」とおっしゃいます。 ということで、これは周知の価値があると思い、ここに自分の知識の範囲で備忘録というか、FAQをまとめてみます。

なにができるのか?

USB Bootable Ubuntuを利用してパソコンを起動すると、Windowsは起動しません。Windowsの代わりにUbuntuが起動します。そうすることで、出先のPCを自分の環境に乗っ取ることができるのです。

Ubuntuは無償で公開されているOSで、とにかく何でもできます。備え付けのPCにインストールされているであろうWindowsを起動させることなく、FirefoxやOpenOfficeを利用してインターネットや文章の作成が可能です。ThunderbirdやEvolutionを使えば問題なくメールもやりとりできますし、GMailやHotmail、Yahoo!メールなどももちろんFirefoxでできます。

なんで持ち歩くのか?

持ち歩くことの意義は、大きく2つあると思います。1つ目は、安全であるということ。2つ目は、環境そのものをもちあるけるということです。

出先のPC、特にネットカフェなどではそうですが、キーロガーやワームが動いているんじゃないかと考えると正直怖いです。また、うっかりログアウトし忘れたりフォームにオートコンプリートが効いていると、後からなにされるかわかりません。そこで、USB Bootable Ubuntuを使えば環境そのものをすべてUSBストレージから読み出すので、ブラウザもメーラもすべて自分専用である上に、どんな作業をしても内蔵HDDに情報はいっさい残しません。物理的にストレージを紛失しなければ、かなり安全です。

また、環境そのものを持ち歩けるため、文書作成からアプリケーション開発まで、起動した瞬間に作業開始できます。 最近需要が最高レベルに達しているWebアプリの開発にも最適です。セットアップさえしておけば、Perl、Ruby、PHPの開発環境がぱっと開きます。わくわくしますね。

そもそもどうやるのか?

自分の場合は以下の情報を元に行いました。

この3つのページで利用されているinstall_usb.shは、Ubuntuのisoイメージをそのままコピーし、運用上の情報を、isoイメージからの差分としてUSBストレージに蓄積していくものです。そのため、起動はとても簡単で、環境認識も全自動で行ってくれます。一方でその副作用として、大幅なアップデートやパッケージのインストールは予期せぬ不具合を生む可能性があるのであまりできないという欠点もあります。また、dfコマンドで参照できるマウント状況が自分には理解不能で、残容量がいくらか確認できないのが不安な点もあります。

そのため、自分の場合はinstall_usb.shを使用せず、直にふつうのインストールスクリプトを利用してインストールしたものを持ち歩いています(内蔵HDDを無効にしてインストールするとうまくいきます)。こうすればアップデートも機能追加も怖くありません。ただし、この場合にはX Windowの設定ファイルの自動生成が行われないため、xorg.confを持ち歩く環境に合わせてその都度置き換える必要があります。この解決法としては、HDDと一緒にUbuntuのBoot CDも同時に持ち歩いて、CDで立ち上げた上で、自動生成されたxorg.confをHDDにコピーし、HDDから起動するようにしています。そして、xorg.confを行きつけの場所の分だけとっておくのです。(dpkg-reconfigure xserver-xorgでもできますが、うまくいかない場合があったのでこうしました)

どちらの方法も一長一短あるので、利用用途によって選べばいいと思います。USBメモリを利用する場合にはフラッシュメモリの寿命も考え、前者の方が向いていると思います。私の場合はインストール媒体がHDDであり、Webアプリの開発環境もかねているので、頻繁にアップデートをかけることから後者の方法にしています。

どんな環境で起動可能か

一部のメーカー製PCをのぞいて2004年以降のPCであればたいていUSB HDDやUSBメモリからのブートが可能です。具体的には以下の情報が参考になると思われます。

列挙されているように、一般的にいってどこでも動くといって問題ありません。特に出先の備え付けPCは自作や法人向けPCの場合が多いでしょうから、私の感覚としてはもっと動く可能性が高くなると思います。私が経験したところでは、DELLやIBMのマシンでは2002年くらいからできることを確認しています。

利用できるUSBストレージは?

USBメモリであれば2GB以上で比較的高速なもの。HDDでいえば、IO-DATAやBuffalo、Logitecといったあたりの2.5インチHDDで問題ないと思われます。とにかくUSB Mass Storageであればほぼ問題ないと思われます。

私の場合はIO-DATAのHDP-U80S(K)、そしてKEIANのケース、及びADTECのケースにそれぞれ日立製のHDDを入れたものの3つを利用しています(3つ環境作ってます)。どれもほぼ問題なく動作しています。ただ、ADTECのケースでは起動してくれないPC(Thinkpad T4X)がありました(BIOSのバグで止まるっぽい)。 最近ではHDDの価格も安価になり、1万円あれば40GBや80GBが買えます。これだけ容量があれば半分をUbuntuに、残りをFAT32としてふつうのデータを持ち運ぶといった使い方もできます。

・・・と、以上の説明を質問してくださった方々にすると、「俺も作るから来週教えてくれ」とか、数日後に「作ってみたよ。これいいね!」という反応をいただけました。そして今日もまた一人、「作りたい」とおっしゃる方が連絡をくださりました。これは、かなりいけてます。是非皆さんも検討してみてはいかがでしょうか?

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コメント(2)

こんにちは。

> なんで持ち歩くのか?

もうひとつ理由を付け加えるとしたら、パソコンを貸してくれた相手のハードディスクを使わないということで、貸してくれる相手に信頼感を与えることでしょうか。自分のブラウザを貸したときにブックマークとか見られるのには抵抗がありますものね。

もっとも、7.04以降のUbuntuは、Windowsのハードディスクもマウントしてしまいますけどね。

松本様。こんにちは。
コメントをいただきありがとうございます。

おっしゃる通りです。持ち主のブラウザのブックマークはもちろん、クッキーやプロファイルを汚すこともないですし、お互いのプライバシーを守れるのは大きな魅力だと言えますね。

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