今シーズン3戦が終わったところで、ホンダの亡霊がF1を席巻し、前戦中国GPではニューウィーの車が劇的なワンツーを決めるなど、まさに60周年にふさわしい荒れ様のF1。各ワークスチームが大苦戦で、エンジンの供給を受けて参戦しているプライベーターが上位を占めているのは近年のF1と全く反対の構図であり、あまりにも皮肉である。
そんななかでドライバーに目を向けると、本当に歴史は繰り返すものだと痛感してしまう。20年に一度、こうも同じようなキャラクターが巡るものなのか。私なりの感覚で具体的に当てはめてみればこうだ。
- プロスト = アロンソ
- ピケ = マッサ
- マンセル = ライコネン
- セナ = ハミルトン
- パトレーゼ = バリチェロ
- ハッキネン = バトン
- シューマッハ = ヴェッテル
このほかにも(今年は休養しているが)佐藤琢磨はドライビングスタイルがアレジ風であったり、ロズベルグにピケに中嶋と、2世ドライバーが勢揃い。2年前にはビンケルホックの倅も走った。セナ、プロスト、マンセルの息子世代がこのカテゴリにやってくるのも時間の問題である。
今年からのルール変更に目を向けてみると、KERSは昔のハイオクオーバーテイクボタンの現代版だし、空力パーツが全部取っ払われて90年代後半のデザインに戻った。タイヤもスリックになった。お陰でわかりやすいバトルが増え、中国GPではアロンソとウェバーによるサイドバイサイドのバトルを見ることができた。ショーとしてはここ最近で一番良い改正だったのではないだろうか。これからF1はWRCのように存続が難しくなるカテゴリになっていくかもしれないが、ちょっと見直したところである。
さて、今年のシーズンは誰が制するか。往年のパターンでは勝てなかった苦労人が連勝すると、必ずチャンピオンになっている。今のバトンはハッキネンの98年シーズンと大きく重なる。しかし、若い頃のシューマッハにそっくりなヴェッテルが早々と通算2勝目をあげ、未知数だ。マクラーレンもフェラーリも黙ってはいない。アロンソも不気味だ。
とりあえず、私はバトンに1票。苦労を報わせてあげたい。













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