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細谷巖アートディレクション展  細谷巖アートディレクション展

つい先日、グラフィックデザイナー細谷巖さんの展覧会がギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で行われている記事を見かけたので、ぶらりといってきた。

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IMG_0445 by colspan on Zooomr

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正直、どんな作品を作られた方なのか何も知らないまま見てきたのだが、札幌オリンピックやキヤノンAE-1、キューピーマヨネーズなど、これまでに見たことのある作品がいくつも並んでいた。

そして、細谷さんの若い頃の作品を目にすると鳥肌が立った。
まだコンピュータもなかった頃の1960年代に、これほどまでのクォリティなのだから。
むしろアナログの暖かさがあって新鮮だった。

作中の空間、映像、輪郭、文字、どれをとっても、官能的という言葉以外見つからない。
どの作品も実にシンプルで、衝撃的である。

地下1階の展示会場には新作が展示されており、各作品にまつわるエピソードや関係の深いフレーズがあしらわれていた。
その表現が明快に真理を突いていて心が洗われた。
その展示をまとめた冊子も売っていたのだが、買ってこれば良かった・・・。

実家がある意味広告業であることも影響して、
私はデザイナー関係の仕事についてみたいと夢見た頃があった。
いろんな作品をたくさんトレースしたし、オリジナル作品もいくつか作った。
その一部は父親の仕事に使ってもらったりもした。
そして、未だに芸術をわかってる気取りで構えてしまうところがある。

でも最終的に私はその道を選ばなかった。
なぜかというと、私には「センス」がなかったから。
そして、社会で冒険をする勇気がなかったから。

どちらかといえば後者の方が強いのだが、
細谷さんの展示のなかに確かこう書かれていた。

「センスがない人はだめ」
「センスは生まれつき」

認めたくないけど、その通りなんだと思う。
細谷さんの作品を目の当たりにしてこの文言を見ると、この言葉がすっと腹に落ちた。
でも、たまには何か文字を描きたいなぁ。最近描いてないなぁ。

デジタルなタイポグラフィーが蔓延する世の中で、一際異彩を放つ修悦体。原点に返り、文字をトレースすることの楽しさ、美しさを再発見させてくれる書体として、個人的にとてもお気に入りの書体です。今でも新宿駅をはじめ、都内の様々な駅で私たちの目を喜ばせてくれています。

その修悦体を解説する本が発売されるとのこと。これは読むしかない。いつ発売されるのでしょう。待ち遠しいです。

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Zooomrが完全復活したので早速写真を投稿。
先日東京へ行ったときの写真です。都内某駅にて、なんとあの修悦体と遭遇しました。

この空間を切り裂く斬新さ。看板屋の息子として生まれた自分には鳥肌ものです。
どこの田舎の変態かと思われていたかもしれませんが、そんな視線を気にもとめずに20分くらい修悦体を指でさわったり、離れて眺めたり、何枚も写真を撮ったりしてしまいました。

about Colspan


1983年生。技術系会社員。
趣味はJavascript。
韓国語を少し話す。
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